第五話 酒の肴

酒の肴が好きです。

 

 

特に和風の酒の肴が大好物です。松前漬、塩辛の類、さきいかなど何でも食べます。和風の酒の肴は塩気が利いていて旨味の強いものが多いように思います。そういうものが日本酒に合うということなのでしょう。自分はしょっぱい味付けが好みなので好みとしてはドンピシャリです。両親とも割と薄味が好きなのですが、この好みはどこから来たのでしょうか。酒の肴なのかやや怪しいものとして、煮卵も大好きです。ラーメンに入っている方が普通かもしれませんが、煮卵を酒の肴にする人もいそうな気がします。うずらの薫製とか見るし。

 

洋風の酒の肴というとチーズや生ハムが思い浮かびます。チーズはハードチーズが好きです。プロセスチーズも結構好きですが、ハードチーズの方が高級感があって良い気分になります。フレッシュチーズはそのまま食べるのはやや苦手です。なぜかウッとなります。マルゲリータの上に載ってるくらいならむしろ大歓迎ですが。小さい頃はチーズといってもプロセスチーズしか食べられませんでした。カビ系のチーズが苦手だったのでカマンベールなんかは食べられませんでしたね。今でもちょっと顔をしかめることにはなりますが、それはそれとして少し良さが分かるようになってきた気がします。「おいしくないけどおいしい」って食べ物ですね。他の人にもそんな食べ物の心当たりがあるといいのですが、もしかしたら分かってもらえないかもしれません。生ハムはあまり好きではありません。独特の香りと味の濃縮された感じが自分には合わないみたいです。あったら食べますけど、メロンと組み合わせてあったりすると悲しい気持ちになります。メロンはしょっぱいものと組み合わせると甘みと瓜っぽさが両方中途半端に引き出されて何とも言えない味になるので良くない、というのが私の持論です。やはりメロンは単体で食べるか他の果物と食べるかでしょう。

 

ここまで読んで分かった人もいそうですが、私はまだお酒が飲めません。もうあと2ヶ月もしないうちに成人するのですが、あまりに酒の肴の類(特に和風)が好きなので、酒飲みに違いないと既に半分決めつけられています。成人済みの同級生たちの話を聞いて楽しみに待つ日々です。我が家の家系にはそれほど酒に強い人は見当たらないのですが、特別弱い人もいないので何とかなるのではないかと期待しています。不安材料としては、ここまでの事情から特に日本酒を飲みそうだと思われているのですが、酒粕の味が全くだめだということです。ノンアルコールの甘酒は一口も飲めませんし、酒粕で漬けてある漬物も全く食べられません。こんなことで本体の日本酒の方は飲めるのでしょうか。考えても仕方のない不安ですが、こんなことを考えられるのもあと少しなので楽しんでいきたいと思います。

 

5日目にして早速日付を回ってしまいました。まあ当初から「寝る前に更新できていればいい」と思って始めているので良いでしょう。

 

 

それではまた。