第四十七話 入浴剤

入浴剤が好きです。

 

 

まず入浴剤を入れる時のわくわく感が大好きです。粉タイプなら溶け出すともやもやした煙みたいになって綺麗ですし、かたまりのは泡が出たりします。どちらでも楽しいものです。

 

それから浸かっている時の特別感です。温泉のような匂いがすれば気分は高級旅館ですし、薔薇の匂いがするならヴェルサイユ宮殿です。入浴剤なんてそんなに高価なものではありませんが、費用対効果でいくとかなりのものが得られると言えるでしょう。

 

ものによっては見た目が可愛いところも好きです。かたまりが可愛い形に整形されていたり、可愛いボトルに入っていたり、見るだけでも幸せな気持ちになります。友人へのプレゼントには鉄板なわけです。

 

このように入浴剤が大好きな私ですが、我が家では入浴剤が使えません。正確に言うと使えないことはないのですが、入浴剤が入ったお湯を張った状態では温め直し装置を使うことができないのです。我が家ではお風呂は2日に1回しか水を換えないので、入浴剤を使いたければ2日目の出がらしのお湯に入れるか1日でお湯を捨てるかのどちらかということになります。どっちももったいないじゃないか、ということです。出がらしのお湯ってそもそもなんか匂いが違うし。機械が壊れるからとかいうのはともかく、せめて毎日お湯が換えられたらなあ。水道代かかるんだろうなあ……。

 

 

そろそろ寒くなってきてお風呂に入りたくなってきたので思い出したように書いてみました。それではまた。